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忘れたものを思い出すB

おひさーW
このブログを更新するのもかなりひさびさW
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それともう一つ
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これは俺とツロの会話をノンフィクションでのせてます
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おれが見てる育成HPですっごくいいことを
かいてあったので紹介します。
今回紹介させて頂くのは、ナバテアさんだ。
 彼女はパルネさんの対極にいるプレイヤー、と言っても良い。

 僕は前項で「レベルを上げてキャラを成長させる」ことがメイプルの楽しみの正道だろう、と言った。
 その説でいくなら、僕やナバテアさんはアウトサイダーである。
 正道じゃなきゃ、邪道なのか?
 こらー(((((( ・∀・)≡⊃)`Д)、;'.・ぽっぷこん
 いいや、そうではない。世の中そんな簡単な二極論で何でも割り切れる訳じゃないのだ。
 彼女の名誉のためにも、ナバテアさんは類い希なる価値観を持っていると、まず断言しておこう。

 さてみなさん、こんな話を知っているだろうか。

――――
 ゲームの世界に降り立ってまだ右も左も分からない頃、冒険しながら自然に出来たパーティ。
 初めて冒険するマップにはしゃぎ、クエストに悩み、みんなで知恵を出し合い、強敵に挑んで全滅し、パーティクエストの報酬に一喜一憂する。
 どんどん冒険して、どんどん想い出が増えていく。楽しい。みんなでゲームをするって本当に楽しい。
 いつまでも続くと思っていたみんなとの時間。足並みを崩したのは聖魔の女性プレイヤーだった。
 普段からおっとりしていた彼女は、殺伐と機械的に繰り返されるレベル上げについて来れなくなった。
 みんなとレベル差が付きすぎて、パーティでも浮いてしまう。
「みんな、ごめんね。もう私では役に立ちません。他の聖さんを探して下さい」
 彼女はついにパーティから外れた。

 実は、その頃からみんなの足並みはバラバラだった。
 お互いに競うようにしてLvを上げていた。早く強くなりたかった。
 色んなボスを倒せるようになって、落ち着いた頃、黒字が出来るサブキャラクターを育てだした。
 もう大分育ちきった頃、新しいマップが出たので探検してみようと足を運ぶ。
 物珍しいマップの中に――あの聖を見つけた。
 お互い少しの間があって、内緒が飛んでくる。
「おひさしぶりです。元気そうだね^-^」
 なんとなく気まずい自分の気持ちを察するように、聖は話し始める。
 あの時、何を思っていたのか――

 彼女は、冒険がしたかったのだ。
 初めは「そりゃそうだ、自分も冒険のためにやってる」と思った。だが少し意味が違った。
「みんなで世界を冒険してた頃は楽しかった。全滅しちゃったりもしたけど、みんなで頭をひねって、力を合わせて新しいマップを進んで……。でも、良い狩り場を見つけてから同じ作業の繰り返し。みんなに余裕が見えなかったよ」
「レベルも上がったからもっとあちこち見て回れると思っていた。でもみんなはLv上げに夢中で……。もっとみんなと想い出を分かち合いたかったの。あの時の感動をもう一度みんなで……」
 ショックだった。
 確かに新しいマップは感動した。だけど、それは「新しい狩り場が増えた」んだと思っていた。
 彼女はそのマップを新しい世界だと言って、感動しているのだ。そんな余裕が自分にあっただろうか?
 かつての仲間と画面の中で再会した喜びも有ってか、彼女は嬉しそうにこれまでの冒険を話す。
 チャットが内緒の文字で埋め尽くされていく……。
 生き生きとした彼女を見ていると、羨ましくなっていた。
 彼女は自分の失った「冒険」を確かに持っていたからだ。
「また一緒に冒険しない……? 君が冒険するときは一緒に連れて行ってよ」
 口から、その一言が自然に出ていた。
――――

 まあ、有名なフラッシュを文章にしただけなんだけど、冒険って何なのかを考えさせられる話だと思う。
 ナバテアさんのプレイの仕方は、このお話の聖さんにとても近い。

 メイプルの楽しみ方の正道は、確かにキャラクターの成長にある。
 それはエンディングのないこのゲームのシステムからも分かる。
 次項の郵便っさんの回でも触れるが、プレイヤーはほぼみんな、それが正道だと思っている。
 あらかじめそうなるように設定されている、と言っても良い。

 だが、ナバテアさんはかりん初期からのプレイヤーでありながら、メインキャラクターがLv90辺りだ。
 これはかなりレベル上げがゆっくりである。
 では、彼女はメイプルを楽しんでいないのか?
 答えはもちろん否である。
 彼女は、多くの人が忘れてしまっている「冒険」をこっそり楽しんでいるのだ。
 むしろ一人勝ちだと僕は思う。

 ストーンゴーレムが強すぎて、こんなヤツ倒せっこないと低レベル頃の僕は思っていた。
 ゾンビを倒すために、ライカンを怒らせないようにドキドキしながらすべる床を歩く。
 友達に譲ってもらった高レベルのアイテムに、目を輝かせてお礼を言った。
 タウロマシスの大きさに端から逃げ腰で、友達を付き合わせて立ち向かった。
――その頃僕は、確かに冒険をしていた。
 だけどいつからか効率を重視する余り、冒険は作業になる。

 友達はどんどんレベルが上がるのに、自分はなかなか上がらない。
 先ほどの聖さんのように、そんなことで悩んでしまった経験がある人もいると思う。
 ネクソンはそこに、サクサクチケットというアイテムを用意している。
 1000円払えばレベルが2倍の速さで上がるチケットだ。
 「苦労が二倍報われる」のだと、僕はそれを早い段階から手にしていた。

 しかし、ナバテアさんはサクチケを買わなかった。
 サクチケを買うと確かにレベルが早く上がる。
 しかし、ゲームを楽しむ方法をポイントアイテムで解消したならば、その人はポイントアイテムがなければ楽しめないようになってしまうだろう。

 ナバテアさんはきっと、それを分かっていた。
 だから、違う方法でメイプルストーリーと付き合っていこうと思った。
 自分に合ったスタイルは、みんなと同じじゃなくてもいい。
 彼女が周りを見渡すと、みんなが「狩り場」にしか思っていないそのマップは、ナバテアというキャラクターの住む、楽しげな世界に見えているのだろう。
 そう言う楽しみ方も、メイプルにはあるのだ。
 僕は彼女のプレイスタイルを見るたびに、「この人のスタイルは凄く楽しそうだ」とちょっと軌道修正したくなってしまう。

「私は1レベルずつに1つの思い出をきちんと残していきたいと思っています。ドライブするなら、目的地に着くまでの風景までも楽しんじゃいたいってケチなタイプですね(笑)」
 ナバテアさんは言う。萌える。
 しかし、彼女が謙遜して言うように、彼女はけちんぼなのか?
 僕は違うと思う。
 むしろ今までの僕を振り返ると、もったいないオバケに明日食べられるかもとしっこちびりそうになる。

 クエスト一つ取ってみたって、レベルをどんどん上げるプレイヤーは、低レベルのクエストが楽しめない。
 例えば、メインキャラクターがLv100まで行った僕が、サブが適性のレベルになったからと言って、「アルウェンのガラス靴」を必死で探すのは馬鹿らしいと思ってしまう。
 何日も篭もってやっと手に入れたガラス靴を渡しても、報酬が「妖精の羽根」なのだ。そんなもん露店で売ってるから、ガラス靴をドロップするまでに費やした時間をメインのLv100のキャラで黒字狩りに徹すれば、一時間で買えちゃうよってなもんである。
 かように、明らかに損だと分かってるから、本気になってクエストは楽しめない。

 メイプルのスタイルは一つじゃない。
 選んだ職の評価が低くたって、自分のキャラクターが最強じゃなくたって、メイプルは面白い。
 皆さんの目の前に広がるのは、狩り場だろうか。
 それとも、胸躍るメイプルの大地だろうか。
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  by kurokiseija | 2006-03-06 12:14

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